【沖縄限定ドリンク】沖縄バヤリースとは?県民に愛され続ける理由
“沖縄バヤリースのオレンジ”旅行中に沖縄で見かけたことがある、という方もいるかもしれません。
一見すると普通のオレンジドリンクですが、実は本土で売られているものとは、味も製造元もまったく違う沖縄限定のご当地ドリンクなんです。
「遠足のおともだった」「夏の暑さに一気に飲み干した」そんな思い出を持っている県民も多いはず。
私も、飲み終えた後のオレンジ缶をペン立てにしていました!
たくさんの思い出とともに今もなお県民に愛され続けている沖縄の味。
この記事では、沖縄バヤリースの他県との違い、なぜ県民に愛されているのか?を深掘りしながら、その美味しさと魅力の秘密をお届けします。
旅行のお土産や贈り物、そして自分用の沖縄気分にもぴったりな一杯。
まずは、沖縄バヤリースの世界を覗いてみてください。
1.沖縄バヤリースとは?
バヤリースといえばオレンジ。
でも沖縄で売られているバヤリースは、本土とは全くの別モノ。
味・製造元・見た目まで異なる「沖縄だけのご当地ドリンク」として、長年県民に愛されてきました。
なぜ沖縄だけに特別なバヤリースが存在しているのか?そのルーツをたどってみましょう。
~全国のバヤリースと何が違う?~
まず一番大きな違いは、製造している会社が別という点です
現在、沖縄を除く全国で流通しているバヤリースは「アサヒ飲料」が手がけていますが、沖縄バヤリースは、1972年から2014年迄「株式会社沖縄バヤリース」という地元企業が製造していました。
味にも大きな違いがあり、それにはアメリカ統治下だった歴史が関係しています。
バヤリースの生産を始めたのは1950年代ですが、沖縄ではオレンジの濃縮果汁ベースがアメリカから直接供給されていました。
その味は濃くて甘い味わいが特徴です。
一方、日本本土では当時オレンジが輸出制限品目に指定されていたため、アメリカ産の濃縮オレンジ果汁を自由に輸入できず、国内産の柑橘果汁やフレーバーを使って製造していたのです。
いまでも、沖縄のバヤリースオレンジは、生産開始当初から味わいはほとんど変わらず守っているそうです。
~沖縄バヤリースの歴史~
沖縄バヤリースが「沖縄限定ドリンク」として知られるようになった背景には、本土とは別の企業が製造を続けてきたこと、そして沖縄ならではの歴史があります。
沖縄でのバヤリースの製造は、1950年、浦添市に設立されたバヤリース・カリフォルニア・オレンジ・オキナワ社が始まりでした。
当初は米軍基地向けに販売されていましたが、翌年には地元の民間向けにも広がり、沖縄県民の生活に深く根づく飲み物になっていきました。
その後、1972年の本土復帰を経て、株式会社沖縄バヤリースへと変わり、地元資本の企業として沖縄独自の味やブランドを守り続けてきました。
一方、本土では1951年にウィルキンソン社が製造し、アサヒビールがバヤリースブランドの民間地域における販売を開始しました。のちにアサヒ飲料から全国流通商品として独自に成長していきます。
沖縄と本土では別ルートで成長を遂げたのです。
こうして沖縄と本土で同じバヤリースなのに、まったく別の商品という状況が生まれたのです。
しかし、沖縄バヤリース株式会社は2014年に42年間の歴史に幕を閉じました。
現在、製造はアサヒ飲料に移行していますが、味はほとんど変わらず守り続けられています。
今では県民にとっては日常の味、旅行者にとっては特別な一杯として沖縄バヤリースは愛され続けています。
2.沖縄の人にとって“特別なドリンク”である理由
沖縄バヤリースは、ただのオレンジドリンクではありません。
私達県民にとっては子供のころの思い出が詰まった心の味として、今も愛され続けています。
~バヤリースと私、今や学校給食にも!~
私の祖母は那覇市の栄町でてんぷら店を営んでいました。
店の大きな冷蔵庫には、ペプシやスコール、ルートビアなど沖縄らしい飲み物がずらり。
玄米やミキの栄養ドリンクも・・・私は苦手でしたが・・・、ヨーゴやレモンティーの甘い飲み物と並んでいたのが、バヤリースオレンジでした。
おばぁの家にある、あの美味しいオレンジが私は大好きでした。
きっと、海やレジャーのおともに欠かせなかった人も多かったのではないでしょうか。
キンキンに冷えた甘いオレンジの味が、強い日差しと潮風の中で最高に美味しく感じられたのを覚えています。
そして冒頭にもいいましたが、飲み終わった後の缶をペン立てにしたり、工作に使ったりするのもお決まりでした。
また、南城市にあった沖縄バヤリースの工場見学も人気だったようで出来立てのオレンジを飲むのが、子どもたちの楽しみのひとつだったとも聞きます。
最近では、「沖縄の昔ながらの味を、今の子どもたちにも知ってほしい」という思いから、沖縄バヤリース商品が県内の一部地域の学校給食に原材料として提供されたそうです。
一口飲めば、親世代が子どもだった頃と同じ甘く濃い味が広がり、家族で共通の思い出を語り合えるきっかけにもなっています。
昔と変わらない沖縄の味が、今も世代を超えて愛され続けている。
それが、沖縄バヤリースの大きな魅力です。
~お土産や贈り物に選ばれる理由~
沖縄バヤリースは、県民にとって“日常”の味であると同時に、旅行者にとっては沖縄でしか買えない特別なドリンクとして人気があります。
いまや、バヤリースはオレンジだけにとどまらず、豊富なラインナップが揃っています。
南国グァバ、南国マンゴー、ソルティーシークヮーサー、石垣島パイン、そして期間限定の島レモネード(2025年7月15日発売)など、沖縄らしい南国フルーツのフレーバーがずらり。
こうした沖縄限定フレーバーは、本土ではなかなか手に入らないため、贈り物としても喜ばれます。
パッケージもカラフルで可愛らしく、お土産屋さんの売り場でもひときわ目を引きます。
沖縄旅行の思い出を持ち帰れる飲み物として、バヤリースを選ぶ人が多いのも頷けます。
最近では空港やお土産店、スーパーだけでなく、通販でも購入できるようになり、「地元の味を届けたい」「珍しいものを贈りたい」という場面で選ばれることが増えているようです。
3. 沖縄バヤリースを飲んでみよう!
沖縄バヤリースは、オレンジだけではありません!
沖縄ならではの豊富なフレーバーを販売しています。
また、ドリンクとしてだけではない使い方が出来るものも・・・
ぜひいろいろ飲み比べて、沖縄の味を堪能してください。
~定番のオレンジ~
沖縄バヤリースといえば、やっぱりオレンジ味。
甘さがしっかりしておりますが、どこか懐かしい味わいです。
「昔のオレンジの甘さ!」と感じる人も多く、今なおファンの多い人気のフレーバーです。
そして何より注目すべきは、創業当初からほとんど変わらない味を守り続けてきたロングセラーということ。
その変わらぬ美味しさが、今もなお沖縄の定番ドリンクとして親しまれている理由です。
アサヒの全国版「バヤリースオレンジ」との飲み比べで違いを楽しむのもおすすめですよ。
~暑い夏にソルティーシークヮーサー~
夏場におすすめなのが、ソルティーシークヮーサー。
シークヮーサーの風味を残しながら、沖縄の海塩をひとつまみ加えたフレーバー。
甘すぎず、ほどよい塩味がアクセントになっていて、後味もすっきりしています。
運動後や汗をかいた時の水分&塩分補給にもぴったりです。
甘さ控えめなので、スポーツの後にゴクゴク飲めます。
普段甘い飲み物が苦手な人にもおすすめ!
~南国フルーツシリーズ~
沖縄らしいフルーツの味わいが楽しめるラインナップ。
色とりどりのフルーツカラーのボトルは、見た目も可愛くてお土産にもぴったり!
ぜひ飲み比べて、南国フルーツのトロピカルな味を楽しんでください。
・南国マンゴー
濃厚でとろりとした甘さがあり、まるでピューレそのもの。
しかしながら甘すぎず、ゴクゴク飲める味わいでデザート代わりにもなります。
・南国グァバ
南国らしい華やかな香りが印象的。
ややクセがあると言われるフルーツですが、熱烈なファンも多い味です。
・石垣島パイン
甘くて濃いパインアップルの味わい。南国感を味わいたい人におすすめ。
糖度の高い石垣島のパインを、石垣島の工場で皮ごとしぼり、濃縮加工せずそのまま使用している為、鮮やかな香りが広がります。
~果汁100%シークヮーサー入り四季柑~
沖縄バヤリースの中でもちょっと異色なのが、シークヮーサー入り四季柑(しきかん)。
果汁100%の濃縮還元ジュース。
そのままストレートで飲むとかなりスッパイ!お水で割って飲むジュースになっています。
割剤としてソーダで割って爽やかなドリンクにしたり、泡盛や焼酎で割るとカクテルにもなります。
それだけではなく、酢の物やドレッシングの隠し味に使ったり、揚げ物や焼き魚とも相性抜群の万能ジュースです。
「料理好きな人へのお土産にぴったり」という声もあり、贈り物としても喜ばれます。
四季柑のほどよい苦みと爽やかさが、様々な料理によく合うんです。
4.さいごに
最後までお読みいただきありがとうございました!
沖縄の暮らしに根づいた沖縄バヤリース。
甘くて濃い味わいだけでなく、思い出や文化も詰まったドリンクです。
「またあの味を楽しみたい」「誰かに沖縄の風を届けたい」そんな方には、いろんな味を楽しめるアソートセットがおすすめです。
今なら期間限定商品選べるアソートセットは飲み比べもできて、差し入れや手土産にもぴったりです。
お気に入りの一本を見つけて、ぜひ沖縄気分を味わってみてくださいね。
くりまは沖縄から全国一律9800円以上購入で送料無料!
単品購入で送料無料も多数ございます!
沖縄県産品・特産品の通販サイトくりまのブログでは、当店スタッフが沖縄に関する情報や豆知識、季節の話題についてお伝えしていきます。
「旅行は難しい」
「遠くてなかなか行けない…」
そんな時、少しでも沖縄を感じていただけたら…と思います!
お届け日数やサイト、商品についてなども「お問合せ」よりお気軽にご連絡ください!