秋の味覚、サツマイモ。
昨今はスーパーで通年目にすることが多くなりましたが、その旬は８〜11月にかけて！
品種にもよりますが、食べ頃は10〜1月頃とされていて、まさに秋から冬にかけてが美味しい季節の野菜です。

サツマイモが美味しくなる10月、その13日は「サツマイモの日」という記念日が制定されています！
今回の記事では、「サツマイモの日って？」「おいしいサツマイモの選び方」等についてまとめていきます。

サツマイモの日の由来

・サツマイモの名産地、川越いも友の会が制定！

毎年10月13日はサツマイモの日！
この記念日を制定したのは、埼玉県川越市のさつまいも愛好者の集まりである「川越いも友の会」です。

川越は江戸時代よりさつまいもの名産地として有名で、
現在も川越の特産といえば「さつまいも」！
スイーツやお土産などで人気なさつまいもグルメも沢山あるとか。

川越の観光地情報を発進している小江戸川越協会のホームページ(外部リンク)では、下記のような特集も組まれています！

(画像キャプチャ元：小江戸川越協会ホームページ内小江戸川越特集ページより、川越のさつまいも＆抹茶)

地域の特産品であること、
また「くり(=九里)より(=四里)うまい十三里」という言いまわしにかけ、
1987年にさつまいもの旬にあたる10月の13日を「さつまいもの日」としたそうです。

ちょこっと豆知識：「川越いも友の会」とは？

◆1984（昭和59）年3月に発足。
目的は「川越地方のサツマイモ伝統文化を保存するための市民運動」と「サツマイモ愛好者や研究者、業者などを結ぶ文化活動」である。
発足当初は、シンポジウム、川越いも祭、市民サツマイモ作り農場、講演会、料理教室、見学会、鹿児島派遣交流会、中国サツマイモ事情視察、アメリカ国際サツマイモ・シンポジウム参加などを活発に行い、その多彩な活動から、イモ復権運動とまで言われた。

◆1987（昭和62）年には、一般公募・選考して「サツマイモの日」（10月13日）を宣言し、全国的に公認される。
そのような活動が認められ、1991年に「農村地域文化賞最優秀賞」「サントリー地域文化賞」「国際サツマイモシンポジウム文化振興賞」など、1992年に「埼玉県文化ともしび賞」を受賞。

(引用:サツマイモまんが資料館 川越いも学校HPより)

・なんで「十三里」っていうの？

江戸時代には「十三里」と呼ばれる様になったそうですが、由来は諸説あるようです。
調べてみたところ、主な説として下記の2つがありました。

・サツマイモが「栗（九里）より（四里）うまい」(九里+四里) から十三里。
江戸っ子ジョークが由来。

・当時美味しいさつまいもの産地として知られていた川越が、江戸から十三里（約52km） のところにあるため「十三里」と呼ばれるようになった。

「十三里」と名付けたくらい、当時サツマイモは美味しくて人気だったのかな？ と想像させるような由来ですね！

買い物の時に役に立つ！美味しいサツマイモの選び方

売り場に沢山並んでいるサツマイモの中から、より美味しいものを選ぶためには？
選ぶときのポイントを解説します!

主なポイントは2つ！
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです！

ポイント(1)ふっくら太く、鮮やかな紅色のものを選ぼう！

サツマイモの皮の色は、イモがどれだけ健康に育ったかを教えてくれるバロメーターといわれています。
皮の紅色で鮮やかなもの、さらに綺麗な紡錘形(真ん中がふっくらと膨らんでいる形)で、ハリやツヤが見られるものを選ぶとなおGOOD！

表面がシワシワになっているもの(乾燥が進みすぎているもの)や、
傷や黒ずみ等があるものは避けて選びましょう。

ポイント(2)ずっしりと重く、ヒゲ根が少ないものを選ぼう！

サツマイモを手に取った時、ずっしりと重量感のあるものを選びましょう。
重みを感じるものは、栄養を蓄えていて美味しいといわれています。

ヒゲ根が多いものは繊維質が多く、筋っぽいことが多いようです。

長く楽しむために！ サツマイモの保存方法

・低温保存はNG! 風通しの良い冷暗所が◎

さつまいもは暖かいところで栽培され、寒いところは苦手な野菜です。
冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、黒く偏食したり腐ってしまうことがあります。

サツマイモの適温は10°~15°。
湿気防止のために新聞紙などに包み、風通しの良いところに保管しましょう！