【沖縄特産品】沖縄のお菓子や料理に大活躍!紅いも【沖縄専門通販サイトくりま】


紅芋を手に持った画像

沖縄の名産品のひとつ、紅芋。
鮮やかな紫色の切り口が美しく、本州でも見かけることのある紅芋ですが、その多くは沖縄で生産されています。
実は、ひとくちに「紅芋」といっても種類があり、それぞれ特徴や食べ方が異なります!

今回の記事では、紅芋についてまとめていきます。
記事後半では、紅芋を使ったお菓子やお酒を紹介していきます!
どれもこだわりの逸品なので、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです♪



「紅いも」で調べると2種類出てくる? 紫芋と紅山芋

沖縄特産として有名な「紅いも」。
切り口の鮮やかさ、ほっくりとした食感と素朴な甘さが魅力の美味しいお芋です。

そんな紅いもですが、検索フォーム等で調べてみると2種類の芋が「紅いも」として紹介されているようです。
調べてみたところ、「紅いも」と呼ばれる芋はざっくりと「紅山芋」か「紫芋」かに分かれるようで、写真を見ると確かにどちらも紅色(濃い紫色)をしていました。

少しまぎらわしいような…?と思ったので、ぞれぞれの特徴や属性などを下記に簡単にまとめてみました!

 

紅山芋(別名:ウベ、ダイジョ)の画像

(画像キャプチャ元:植物と青果販売のITANSE Amazon内 ダイジョ商品ページ)

(1)紅山芋(別名:ウベ、ダイジョ)
・沖縄などで栽培される紫色の芋、大薯(ダイジョ)のこと。
・沖縄ではフィリピン語に由来する「ウベ」と呼ばれることが多い。
・ヤマノイモ科ヤマノイモ属で、自然薯やヤマイモの仲間。
・収穫時期は11月〜霜が降りるまでの間。
・調理方法は、すりおろしてとろろにする、生のまま薄く切る等。

 

紫芋の画像

(画像引用元:写真AC 沖縄の紅いも)

(2)紫芋
・サツマイモのうち、中身が紫色の品種をざっくりと呼ぶ。
・沖縄以外の日本全土では「紫芋」と呼ばれることが多い。
・ヒルガオ科サツマイモ属。
・沖縄ではウム(沖縄本島) 、 ンム(宮古) 、 アコン(石垣)等と呼称される。
・収穫時期は年に何度かあり、主に8~12月に掛けての秋冬。
・調理方法は、そのまま蒸す、焼く等。潰して菓子や料理の原料にすることも。

 

ちなみにWikipediaで「紅いも」と調べてみると、下記のような検索結果が表示されます。

ベニイモ(紅芋から転送)

ベニイモ(紅芋)
・ダイジョ - 沖縄などで栽培される紫色の芋で、ベニヤマイモ(紅山芋)とも言う。沖縄ではフィリピン語に由来するウベと呼ばれることが多い。

・サツマイモのうち、紫色の品種 - ダイジョ(ベニヤマイモ、ウベ)と区別する場合はムラサキイモ(紫芋)という。沖縄以外の日本本土では紫芋と呼ばれることが多い。


(引用:出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ベニイモより引用)


あの商品はどっちを使っている?

沖縄には紅芋を原料に使った数多くの商品がありますが、有名はあの商品はどちらの「紅いも」を使っているのでしょうか?
各商品の公式ホームページ等を参照しつつ、簡単にまとめてみました。

・元祖紅いもタルトは(2)紫芋が原料

株式会社御菓子御殿公式ホームページ「選ばれる理由」

(画像引用元:株式会社御菓子御殿公式ホームページ - 選ばれる理由

 

沖縄銘菓として有名な「元祖 御菓子御殿の紅芋タルト」(株式会社御菓子御殿)は、原料に「沖縄県産紅いも100%」と表示がありました。
公式ホームページには(2)の「紅いもにこだわる」というテキストと共に写真が掲載されています。

・沖縄ではじめての紅芋焼酎「紅一粋」も(2)紫芋が原料

ヘリオス酒造株式会社公式ホームページ 紅いも焼酎 紅一粋(べにいっすい)

(画像引用元:ヘリオス酒造公式ホームページ - 商品紹介 > 紅いも焼酎「紅一粋(べにいっすい)

沖縄県内で初めて、紅いもを使って作られた焼酎「紅いも焼酎「紅一粋(べにいっすい)」」(ヘリオス酒造株式会社)。
この焼酎には、地元・八重瀬町の契約農家が育てている「ぐしちゃんいも」なる特産品が使用されていました。
断面の紫色が鮮やかで綺麗ですね!

・ブルーシールアイスには(1)紅山芋、(2)紫芋 両方のアイスが

ヘLUE SEAL公式ホームページ アイスクリームフレーバー紹介

(画像引用元:BLUE SEAL公式ホームページ - Products Line Up > Ice Cream Flavor

沖縄を中心に展開する人気アイスブランドのBLUE SEAL(ブルーシール)では、紅山芋(ウベ)、紫芋両方のアイスが「Okinawan Flavor」としてラインナップされていました。
(沖縄田芋チーズケーキというフレーバーもあって、芋つながりということで個人的にはこちらも気になります…。)

筆者は両方の味を食べたことがあるのですが、それぞれの味を下記のように記憶しています。
あくまで個人的な味の感想ですが、簡単にまとめてみました。

ウベ、紅イモは両方ともラクトアイス規格らしく、基本的にはどちらもアイスクリームと比べてあっさりとしており、食べやすいなという印象でした。

・ウベ
見た目の鮮やかさに反して、味はあっさり目で食べやすい。
よくあるサツマイモ味ではなく、もっと素朴な甘さで後味まろやか。
ねっとりとした粘り気がある。

・紅イモ
ウベより甘味が強く、よりイモ味を感じる。コクのある甘さ。
サツマイモ味に近いが、それよりももう少しクセがあるような味。


ふたつの「紅いも」の共通点

紫芋がカゴに載っている画像

種類が異なる紫芋と紅山芋ですが、お互いに共通点があります。

・国内では主に沖縄で多く栽培されている

高温や乾燥に強い紫芋と、もともと熱帯地方が原産である紅山芋は、沖縄の気候や土壌で栽培するのに適しているとされています。

特に紫芋にとって、水はけが良く石灰質が豊富な沖縄の土壌(島尻マージ)は相性が良く、この土壌を有する地域、特に沖縄本島南部八重瀬町の南西部にある安里、仲座、与座は、県内でも有数の栽培地域となっているそうです。

・紫色になる理由はアントシアニン

2種類の芋が持つ鮮やかな紫色は、ポリフェノール(植物に含まれる色素成分や苦み成分)の一種アントシアニンによるもの。
ブドウやブルーベリーの青紫色、イチゴの赤色もこの色素に由来しています。

近年、健康に寄与する機能性物質としても注目されているそうで、抗酸化作用、がん予防効果、視機能改善作用、血小板凝集阻害作用などがある(※1)と言われています。

※1 出典:ヤクルト中央研究所公式HP-健康用語の基礎知識 > アントシアニン

・アジアから沖縄へ伝来した野菜

紅山芋は台湾、紫芋は中国の福建省を経て沖縄に伝えられたとされています。
特に紫芋が属するサツマイモは、1605年頃に野國總管(のぐにそうかん)という進貢船(注2)の船員によって、苗が沖縄にもたらされたのが初めと言われています。

旱魃による作物不良対策として持ち込まれたのですが、天候に左右されず良く育ったため、凶作の時などでも食糧をもたらしてくれる存在になったそうです。

※2 しんこうせん。中国交易・使節派遣のために用いられた琉球王国の官船。

 

生のサツマイモは沖縄からの持ち出し禁止

沖縄・奄美・南西諸島と、小笠原諸島以外への生のサツマイモの持ち出しは、法律により原則禁じられています。

理由としては、これらの地域で生産された紅芋には、本土では見られないアリモドキゾウやイモゾウムシが発生している可能性があるためです。
害虫の拡大防止の観点から、持ち出しは原則的に禁止されています。

植物防疫所によれば「消毒したものは可」とのことですが、法律はきちんと守り、万が一持ち出しを希望、検討する場合は公的機関に相談をしましょう!


Q2.沖縄などからはサツマイモを持ち出すことができないと聞きましたが、それはなぜですか?

A:沖縄をはじめ、奄美大島などの南西諸島や小笠原諸島には、サツマイモに寄生するアリモドキゾウムシやイモゾウムシなどの害虫が発生しています。
これらはイモ類にたいへん大きな被害を及ぼし、さらにイモの内部を食い荒らすので、外見からはわかりにくく、発見するのが非常に困難な害虫で、本土には発生しておりません。

そのため、これら害虫が広がらないようにするため本土への持ち込みが禁止されています。

沖縄の特産である紅イモもサツマイモの一種なので持ち出すことができません。ただし、消毒したサツマイモは持ち出すことができます。

(引用:出典:植物防疫所HP よくあるご質問(国内旅行編)より一部抜粋)



沖縄の味覚を楽しもう!紅芋を使ったお菓子やお酒4選

主に紅芋を使ったお菓子やお酒を紹介していきます! 

沖縄県産100%の紅芋 べにいもたると(株式会社ナンポー)

沖縄県産100%の紅芋 べにいもたると

 

沖縄、伊江島・宮城島の紅芋『美ら恋紅』を100%使用
生産元である株式会社ナンポーが、美味しいお菓子作りのために見出した品種、『美ら恋紅』を使用しています。
『美ら恋紅』は、味と色のバランスが他の芋に比べて偏りがないのが特徴で、
また芋の果皮、肉食ともに紫色で安定し、ペーストやチップの発色もよく、加工にも適して(※1)いることから選ばれました。

甘すぎず食べやすい。幅広い世代に愛されるこだわりの味
紅芋の素材を活かし、砂糖の甘さを控えた製法で作られています。
なめらかでしっとりとした食感と合わせて、お茶やおやつの時間に嬉しいお菓子です♪
「旅行も帰省もまだ難しい…」
そんな時でも、沖縄を感じていただけるお品です!

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※1 引用:ナンポー株式会社公式ホームページ -べにいもたるとについて


紅芋入り ラングドシャ黒い濃い人 (株式会社Lokahi)


  

「月曜から夜ふかし」出演でおなじみの嫁ニー企画商品!芋の風味香る黒いラングドシャ
こちらは人気TV番組『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系列)への出演で有名な「嫁ニー」さんが企画された商品。
インパクトのあるパッケージが特徴の、お土産としても人気のお菓子です!

沖縄、久米島産の紅芋『美ら恋紅』×チョコクリームの組み合わせ!
久米島産『美ら恋紅』とチョコクリームを掛け合わせ、ラングドシャクッキーで挟んだお菓子です。
ラングドシャ生地には炭末が使用され、綺麗な黒色に仕上がっています。

      
商品を見る(楽天市場店)


沖縄で初めての本格紅いも焼酎 「紅一粋」(ヘリオス酒造株式会社)


「酒はその土地で獲れる作物を使う」
ヘリオス酒造の原点から完成した本格いも焼酎

その原点を創業理念とし、沖縄の基幹作物であるサトウキビを原料にラムの製造からスタートしたヘリオス酒造。

同社がより強い地域振興と地元農家の発展を目指して紅芋に着目し、これまでの泡盛造りで培ってきた経験と知識、情熱を傾け、作り上げられたのが「紅一粋」(べにいっすい)です。

紅芋の香りと甘みを感じる、バランスの取れたいも焼酎
県内有数のサツマイモ栽培地域である沖縄本島南部、八重瀬町の契約農家が生産した紅芋『ぐしちゃんいも』と黒麹を使用。
紅芋の甘い香りと味が引き立つ、芳醇な深い味わいです。

少し珍しいお酒ですが、沖縄の酒造メーカーによる「地元産」のこだわりを感じていただける一瓶です!
米や麦とはまた違った風合いをお試しいただけるとと思います!

 

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国産完熟南高梅×沖縄県産紅芋 泡盛梅酒 紅芋梅酒 (新里梅酒)


創業160年余!沖縄最古の泡盛屋が贈る紅芋梅酒
泡盛の原酒に国産南高梅を漬け込み、じっくりと熟成させた梅酒に沖縄県産紅芋を合わせた逸品。
紅芋は伊江島の契約農家が生産したものを使用しています。

梅酒の中に、紅芋がほんのり香るやさしい味わいで人気のお酒です。
綺麗なルビー色はグラスに入れても映えそうですね!
こちらはギフトとしてご注文いただくことも多いお品です。

繊細な味を目指して。丁寧な製造で作られています。
前述の通り、国産素材にこだわっているこちらのお酒は、製造過程でも酒造さんが手を尽くされています。
なんと、梅酒に使う梅のヘタは新里酒造さんが手作業で(!) 1つ1つずつ取られているそうです…!
新里酒造さんの公式オンラインショップでは、その時のことが書かれていました。
 

※このヘタ取りは、20人がかりで約3日間かかりました。
店長 新里も1日中ヘタを取りましたが、コレがけっこう腰に来るんです(涙)
ちょっと大変でしたが、みなさまの「おいしいっ!!」が聞きたくて、スタッフ一同一生懸命頑張りました。

(引用:出典:新里酒造公式オンラインショップ -沖縄産紅芋梅酒 12度 500ml (クリアケース入り)より一部抜粋

   
          
         
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さいごに

最後までお読みいただきありがとうございました!
今回は沖縄の特産品、紅芋について取り上げました。
少しでも楽しんでいただけたら何よりです♪

沖縄県産品・特産品の通販サイトくりまのブログでは、当店スタッフが沖縄に関する情報や豆知識、季節の話題についてお伝えしていきます。
「まだ旅行は難しい」、「遠くてなかなか行けない…」
そんな時でも、少しでも沖縄を感じていただけたら…と思います!

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